豊かな森と水の里に、聖地へと続く路があります。古来、様々な想いを秘めて人々が行き交った路、そこに語り継がれてきた歴史。「十津川鼓動の会」は、世界遺産に登録された、 吉野から本宮への大峯奥駈道、高野山から本宮への小辺路を中心に、この地に伝わる歴史と自然を織り交ぜながら皆様をご案内致します。ぜひ私たちが提供しているルートをご覧ください。このページで参加予約が出来ます。
2014.04. 1 ダブル10周年記念果無・玉置山ウォーク開催。
2014.03.28 十津川 鼓動の会 公式ウェブサイトを、刷新。
2014.02.02 十津川郷士と天誅組セミナー開催
2014.02.01 冬の玉置山ウォークを開催 「樹氷・霧氷の世界を体感!!」
2013.09.07 「 語り部と行く にほんの里100選「果無集落」と天誅組史跡を巡る」を開催
十津川の四季
遠雷の轟きが草木を目覚めさせ、新葉が展開し淡い緑が麓からゆっくり山頂へと向かいます。
人も生き物も気もそぞろ、淵で春を待っていた魚たちも早瀬へと泳ぎだし、多くの野鳥が南の国から里帰り、そこここで恋のさえずりを競い合い、里は一気に華やぎ賑わい、山桜が本格的な春の訪れを知らせてくれます。
里の淡い緑がやがて濃い緑に変わる頃、木々は光と豊かな雨により充実し、芳香を放ちます。
高い山では短い夏を謳歌するように草木が一斉に花を付けます。古人はこの季節、山の頂に登り、
一面の花の風景に浄土さえ感じたのです。山の草木は秋の実りに備え、鳥たちは斜面を駆け上がる上昇気流に遊び、来る渡りの時を待ちます。
アキアカネや鳥たちが急かされる様に山を下り始めると、高い山のあちらこちらに深紅に染められた木々が現れます。紅葉は野火のように一気に山を駈け下り、山里に辿りついた頃には山では動物たちが冬支度に追われています。里では実りの秋を感謝するお祭りが催されます。大気が澄み渡り、遠くまで見渡せるこの季節は、旅情に駆られる季節でもあります。
秋の実りですっかり身も心も冬支度が出来た頃、山にも里にも白い季節がやってきます。
それぞれの聖地は、凍てつく大気の中で、降り積もる雪の音だけを聞きながら、どの季節よりも凛として、静かに時を過ごしています。そして黒い大地の中では、密かに春への準備が進んでいきます。
十津川の四季
遠雷の轟きが草木を目覚めさせ、新葉が展開し淡い緑が麓からゆっくり山頂へと向かいます。
人も生き物も気もそぞろ、淵で春を待っていた魚たちも早瀬へと泳ぎだし、多くの野鳥が南の国から里帰り、そこここで恋のさえずりを競い合い、里は一気に華やぎ賑わい、山桜が本格的な春の訪れを知らせてくれます。
里の淡い緑がやがて濃い緑に変わる頃、木々は光と豊かな雨により充実し、芳香を放ちます。
高い山では短い夏を謳歌するように草木が一斉に花を付けます。古人はこの季節、山の頂に登り、
一面の花の風景に浄土さえ感じたのです。山の草木は秋の実りに備え、鳥たちは斜面を駆け上がる上昇気流に遊び、来る渡りの時を待ちます。
アキアカネや鳥たちが急かされる様に山を下り始めると、高い山のあちらこちらに深紅に染められた木々が現れます。紅葉は野火のように一気に山を駈け下り、山里に辿りついた頃には山では動物たちが冬支度に追われています。里では実りの秋を感謝するお祭りが催されます。大気が澄み渡り、遠くまで見渡せるこの季節は、旅情に駆られる季節でもあります。
秋の実りですっかり身も心も冬支度が出来た頃、山にも里にも白い季節がやってきます。
それぞれの聖地は、凍てつく大気の中で、降り積もる雪の音だけを聞きながら、どの季節よりも凛として、静かに時を過ごしています。そして黒い大地の中では、密かに春への準備が進んでいきます。
“とをつ川吉野のくずのいつしかと仕えぞまつる君がはじめに”
西暦672年の壬申の乱に大海人皇子、後の天武天皇に多くの十津川人が付き従い、その時に賜った御製である。
山深い、まさしく『遠つ川』に棲む民人の息吹は古来、様々な文献に記され、その多くは出兵の記録でもある。
源平合戦や承久の乱、南北朝時代には、南朝遺臣と共に後胤を戴いて支え続けた。時はこの地を流れる川瀬の如く激しく流れ下り、
大阪夏の陣、そして明治維新の魁ともなった、天誅組の蜂起、これらの 事変にも十津川は深く関わった。
明治二十二年の大水害、そして記憶に新しい平成23年の奥吉野大水害。このような苛烈きわまりない歴史を秘めつつも、
どこかしら穏やかな村の風貌は、古来より聖地と、それに関わる街道、往来する人々と文化が育んできたに違いないのである。
村の北東から東にかけては大峯の山々がそびえ、稜線には若き日の空海、西行法師などが修行の地とした大峯奥駈道が南北に通じ、
千三百年を越える歴史をへて、今も多くの行場が存在している。また村落のほぼ真ん中を参詣道小辺路が和歌山県の本宮から高野山へと貫いている。
この両街道は平成16年に世界遺産に登録され、新たな地域の活力に繋がっている。
語り部とは
語り部とは、文字が発達していなかった古代において、各種族や村の歴史や言い伝えを語り継ぐ役割を担っていた人たちのことです。
日本のみならず世界各地に存在していたことが知られています。
鼓動の会
紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されたことをきっかけに、地元でさえ知られていなかった『たからもの』をぜひ遠来の人々に
知ってもらいたいとの思いで結成されたのが、十津川鼓動の会です。十津川村の日常が都会暮らしでの非日常、日本一広い村の地元ならではの
文化や情報も合わせて皆様に伝えます。観光案内というより、『十津川の語り部』として皆様とつながり、活動を続けていくことで、
大切な文化を次世代に繋げていきます。世界遺産の道を、過去から現在へ、そして未来へと歩んでいく、そんな私たちの想いを、
私たち流のおもてなしでお迎えし、伝えていきたいと思います。(平成19年度地域づくり総務大臣表彰)
活動の流れ
平成13年 10月 十津川村の語り部養成講座 受講
平成14年 6月 有志で語り部「十津川鼓動の会」 発足
平成16年 6月 十津川温泉郷が全国に先駆け「源泉かけ流し」を宣言
7月 「紀伊山地の霊場と参詣道」ユネスコの世界遺産に登録される
平成17年 10月 第1回「源泉かけ流し温泉サミット」の開催
「世界遺産 語り部とゆく果無ウォーク」を実施
平成18年 5月 五條吉野魅惑フェスティバルに参加。「魅惑体験 玉置山・果無ウォーク」を実施
「プチ湯治プラン(温泉+古道ウォーク)を実施
平成18年 9月 「なびきツアー」開催テレビ東京「ガイアの夜明け」で十津川村の再生プロジェクト放映
心身再生へ導く「世界遺産ウォーク」の実施
平成19年 9月 「なびきツアー2007」実施 (大峰奧駈道・行仙から玉置神社まで歩く)
心身再生「世界遺産ウォーク小辺路・玉置山ウォーク」の実施
10月 過疎地域自立活性化優良事例総務大臣賞 受賞
平成20年 11月 「世界遺産 熊野参詣道小辺路」を歩くツアー実施 (奈良県魅力づくりモデル事業)
平成21年 7月 「聖地熊野を核とした癒しと蘇りの観光圏整備事業」に参加
平成22年 5月 村の委託事業「語り部による十津川郷魅力発信事業」の実施
平成23年 4月~7月 引き続き、村の委託事業「語り部による十津川郷魅力発信事業」の実施
平成26年 3月 株式会社kotobaworksと事業創造合宿を共同開催
関連行政・団体リンク集
CONTACT
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鼓動の会 事務所(ホテル昴内)
住所:〒637-1554 奈良県吉野郡十津川村大字平谷
TEL:090-8937‐6920
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